栃木県の犯罪の状況
まずは、栃木県の犯罪統計の状況からです。
栃木県警の方達の頑張りの成果から犯罪件数は着実に減っているそうです!!
ところが、重要犯罪や重要窃盗犯(強盗や強姦、強制わいせつ罪など)の数は減っていないそうです。
つまり、栃木県では犯罪の凶悪化が進んでいると考えられるそうです。
原因としては、お隣の茨城県からの犯罪者の移動が考えられるそうです。茨城県は犯罪発生率全国ワースト1(人口に対しての犯罪の件数が多い)。茨城県警も汚名返上の為一生懸命検挙しましたので、隣の栃木県に移ってきていると考えられているようです。
栃木は東西への移動には北関東道と50号線、南北には東北道と4号線と移動のしやすさが格段に良くなったので、犯罪者もやりやすいそうです。
もともと栃木にいた大人しめの犯罪者ではなく全国渡り歩いているような凶悪な犯罪者を相手しなくてはならないような時代になってしまったのかもしれません。
これからのアパートの防犯対策について①防犯カメラ
前提として、犯罪者がアパートなどを物色しているのは当たり前として、どうやったら室内に侵入するのをあきらめさせるかを考えることが重要だそうです。
これからの犯罪は、凶悪犯が増えていることから、家に侵入されて物を盗まれるだけではなく乱暴されたり、放火されたりする恐れがでてきたので、侵入されたから警察に逮捕してもらいましょうではなく、侵入されないように対策していく必要があるようです。
アパートでやはり有効なのは防犯カメラです。逮捕に協力する為ではなく犯罪抑止力としての効果を期待するものですので、いかにも防犯カメラですといったものの方が良いし、目立つようにつけたほうがいいそうです。
商店街などでついているようなドーム型の防犯カメラ(丸っこいやつ)は街中を歩いている一般の方に威圧感を与えないようにのものですので、犯罪抑止力としては弱いそうです。その目的も、後で証拠の映像を残せるようにというのがメインになってきますのでアパート用には不向きです。
そして、少し規模の大きいアパート、マンションでは大家さんのお小遣い稼ぎに自動販売機の設置がありますが、これも防犯上は良くないようです。
一番の原因は、犯罪者の下見がしやすくなることです。自販機でジュースを飲みながら入居者の生活サイクルをゆっくり観察されてしまいます。同様に目の前がコインパーキングなどになっていたり、空家になっている場合もじっくりと下見されてしまうので要注意です。こういったものの近くにはワザと見えるように威圧感のある防犯カメラを付けたほうが良いそうです。
これからのアパートの防犯対策について②侵入しにくい環境づくり
犯罪者がアパートの侵入しやい環境は一番は隠れる場所があることだそうです。例えば隣の家の物置が目隠しになったり、ベランダの目隠しが透過性がなかったりすると隙が出来るまでそこで待機できてしまうので恐ろしいです。
ある事件では、犯人はベランダで入居者が帰ってくるまで隠れていて、油断したところを暴行したということもあったそうです。
隠れられる場所が出来ないように、例えばベランダの目隠しを格子状にしたり、透過性があるものに変えたりしても良いかもしれません。
そして、侵入経路を塞ぐという意味で重要なのは雨どいの位置です。犯罪者が2階に侵入する方法の50%が雨どいからだそうです。
雨どいを伝って目隠しのあるベランダに侵入して隠れる。怖いですね。
工事費もかかるし大変ですが、これらの設備は出来る範囲で対策したいものです
これからのアパートの防犯対策③もう少し簡単にできる対策
費用を抑えて対策する方法もあります。
防犯対策の基本は「光」「音」「時間」だそうですのでそれぞれの対策例を書いてきます。
①光による対策
代表的なのはセンサーライトだと思いますが、最近効果的といわれているのがタイマー付の照明器具です。例え留守でも5時~11時頃まで明かりがついていれば犯罪者が下見の時に「夕方は在宅」と判断されるので有効だそうです。入居者の方に相談して外から見える部屋の一つだけでもタイマー付の照明に変えてもらうと良いかと思います。
②音による対策
これは窓などにつける防犯アラームなどが有名ですね。他にも防犯砂利(白っぽくて歩くと大きい音が出るものです)や番犬を飼うなどです。
③時間による対策
空き巣などは侵入に5分以上かかると7割の犯罪者が諦めるそうです。その5分間を稼ぐ方法として、カギの数を増やしたり、窓には防犯フィルムを張って窓を破っても簡単には侵入できないようにする方法です。
他にも色々な対策があるかと思いますので、良い方法があったら教えてください。1件でもご所有のアパートで犯罪が起きればその資産価値は激減です。大切な資産を守るためにも対策していきましょう