大家さんに届いた「訴訟最終告知のお知らせ」のハガキ。もちろん詐欺です

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2018年09月21日

大家さんに届いた「訴訟最終告知のお知らせ」のハガキ。もちろん詐欺です

栃木市でも架空請求詐欺が

「訴訟最終告知のお知らせ」架空請求ハガキにご用心

大家さんから「裁判手続きのハガキが来たんだけど、弁護士紹介してくれない?」と相談のお電話がありました。とりあえず、その通知を見てみないと内容がわかりませんので現物を見せてもらいに行くと・・やっぱり架空請求詐欺のハガキでした。実在しない法務省の組織を語るハガキを送りつけ、金銭をだまし取ろうとする手口ですね。

詐欺グループは名簿をもとに大量のハガキを送りつけています

ハガキの文面は、法律に慣れていない人が読めば、心配になりそうな書きぶりです。「連絡がない場合は財産の差し押さえを強制的に執行する」などといった不安を煽るような表現で、本人からの連絡を一方的に求める内容となっています。差出人は「法務省管轄支局 国民訴訟お客様管理センター」や「法務省管轄支局 国民訴訟通達センター」などと記載されています。

記載されている電話番号に連絡をすると、弁護士などの紹介費用と称して、プリペイドカードなどを使わせて金銭をだまし取る手口のようです。

架空請求のハガキは無視で、「ハガキは破いてゴミ箱に」

弁護士の先生に聞いてみると、「正式な裁判手続きの通知がハガキで来ることはありませんので、ハガキで裁判所や法務省などを装う内容のものは全て詐欺です。ですので、直ぐに破いてゴミ箱に捨ててください。」とのことです。

お金を支払うつもりが無くても、電話をしてしまうと、騙されやすい人として詐欺集団のリストに載ってしまうそうです。その後、電話やハガキによる架空請求などの詐欺のターゲットになってしまいますので、電話もしないでください。弁護士の先生から見るとツッコミどころ満載の内容のハガキだそうですが、内容の怪しさがかえって普通の人、特に高齢の方には不安を感じさせるのかもしれません。

さらに!ここから発展系の詐欺の電話が大家さんの所に

大家さんと上記の内容の話をして、安心してもらっていると一本の電話が。
相手は栃木県警を名乗っていて、「詐欺グループが捕まって名簿にあなたの名前が載っています」との話。ちょっと怪しいと思い、電話を代わってもらいました。(ちょっと年配の方を装って)

女性の方が相手でしたが、案の定、あなたの財産が狙われている、通帳の番号を教えてもらいたいなどと言ってきます。話し方が上手で、いかにも心配しているような感じで話をしてくるのでひっかかってしまう方多いかもしれません。

こういった場合で一番の方法は「職員番号」を聞いてみることだそうです。警察の方に聞いたら、だいたいの方が暗記しているくらい重要な番号だそうなので偽物を見分けるのに調度いいと思います。

その女性の方に「職員番号」を聞いてみると、すぐに電話、切られました・・

架空請求のハガキからこの電話までがワンセットの詐欺の手口なのでしょう。
皆さんもお気を付け下さい

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